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「借款〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

借款の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
海に生くる人々」より 著者:葉山嘉樹
ろくに食べた気のしないうちに波田は五十銭の予定額だけを食い尽くした。それ以上は借款によるよりほかに道がないので、彼はやむを得ず、小倉が帰って来るまで待つことに....
英本土上陸作戦の前夜」より 著者:海野十三
、安心なことに、まず、イギリス側に立っているようであった。イギリスからは、また新借款を許したそうであり、兵器弾薬は、更に活発に、中国へ向けて積み出されていること....
明治開化 安吾捕物」より 著者:坂口安吾
業としてやらせろ。タンポはこれこれだが、これはお前が総理大臣になったとき、公式に借款契約したような書式にしようじゃないか、ともちかけた。 典六は大いによろこん....
時 処 人」より 著者:岸田国士
政家が眼をみはつているうちに、支払いはいともやすやすと行われ、国の信用は高まり、借款はあとからあとから出来た。実際に、フランスでは、出る金よりも入る金の方が多い....
人口論」より 著者:マルサストマス・ロバート
害にある、と云い得よう。国内で生産され国内で需要される一切の貨物について云えば、借款の結果たる資本の収入への転化は、必然的に需要の供給に対する比率を増加しなけれ....