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値安
「値安〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
値安の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「門」より 著者:夏目漱石
何か一つ。奥さんの不断着でも」と勧めた。細君もこう云う機会に買って置くと、幾割か
値安に買える便宜《べんぎ》を説いた。そうして、 「なに、御払《おはらい》はいつで....
「綺堂むかし語り」より 著者:岡本綺堂
年の五月から大阪の鳥熊という男が、大阪から中通りの腕達者な俳優一座を連れて来て、
値安興行をはじめた。土間は全部開放して大入り場として、入場料は六銭というのである....
「明治劇談 ランプの下にて」より 著者:岡本綺堂
の勘定はわたし自身が支払ったのでないから能くは知らないが、藪入り連中をあて込みの
値安芝居であったらしく、芝翫も福助も我童も権十郎も出勤していなかった。主なる俳優....
「三崎町の原」より 著者:岡本綺堂
年の五月から大阪の鳥熊という男が、大阪から中通りの腕達者な俳優一座を連れて来て、
値安興行をはじめた。土間は全部開放して大入場として、入場料は六銭というのである。....
「明治演劇年表」より 著者:岡本綺堂
り出火して全焼。新築後わずかに二回目の興行中なり。 ○五月、春木座にて大阪俳優の
値安芝居を興行、俗に鳥熊の芝居という。毎月の興行大入りを続けて、他の大歌舞伎も一....