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値遇
「値遇〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
値遇の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「阿部一族」より 著者:森鴎外
許しのないに殉死しては、これも犬死である。たまにそういう人で犬死にならないのは、
値遇《ちぐう》を得た君臣の間に黙契があって、お許しはなくてもお許しがあったのと変....
「悟浄出世」より 著者:中島敦
、悟浄《ごじょう》は、はたして、大唐《だいとう》の玄奘法師《げんじょうほうし》に
値遇《ちぐう》し奉り、その力で、水から出て人間となりかわることができた。そうして....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
本《とくほん》上人同様、不文の農家の出身で苦行専念でやり当てた異常の人物だ。その
値遇《ちぐう》の縁で出家専修した者極めて多ければ、当時エジプトの人数が僧俗等しと....
「連環記」より 著者:幸田露伴
び、紫衣束帛を賜わり、上寺にとどめ置かせたまいて号を円通大師と賜わった。前世因縁
値遇だか何だかは知らぬが、此頃寂照は丁謂と相知るに至った。 丁謂は恐しいような....