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倫理学
「倫理学〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
倫理学の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「疑惑」より 著者:芥川竜之介
今ではもう十年あまり以前になるが、ある年の春|私《わたくし》は実践
倫理学《じっせんりんりがく》の講義を依頼されて、その間《あいだ》かれこれ一週間ば....
「猿蟹合戦」より 著者:芥川竜之介
《あいだ》にも、一向《いっこう》好評を博さなかった。大学教授某|博士《はかせ》は
倫理学上の見地から、蟹の猿を殺したのは復讐《ふくしゅう》の意志に出《で》たもので....
「或る女」より 著者:有島武郎
年たちに、歌の心を授けた女の多くは、おおかた葉子から血脈を引いた少女らであった。
倫理学者や、教育家や、家庭の主権者などもそのころから猜疑《さいぎ》の目を見張って....
「星座」より 著者:有島武郎
んに“Mutual《ミューチュアル》 Aid《エイド》”とだけ書いてあった。
「
倫理学の問題でも取りあつかったものかい」
「著者は Prince P. Krop....
「惜みなく愛は奪う」より 著者:有島武郎
は正当である。何故ならば利するという言葉は行為を表現すべき言葉だからである。然し
倫理学が定義するように、他のためにせんとする衝動|若しくは本能を認めて、これを利....
「宇宙の始まり」より 著者:アレニウススヴァンテ
ンサーの意義明瞭な表出を挙げるだけで十分であると思う。すなわち、スピノザはその著
倫理学(Ethik)の第三篇の緒言の中でこう言っている。『すべての出来事並びにす....
「茶の本」より 著者:岡倉覚三
も同じである。 道教でいう絶対は相対であることは、すでに述べたところであるが、
倫理学においては道教徒は社会の法律道徳を罵倒した。というのは彼らにとっては正邪善....
「愛と認識との出発」より 著者:倉田百三
美しく不可思議なるものはザインである。氏が自然に対する純なる嘆美と敬虔の情は氏の
倫理学をして著しく芸術と宗教とに接近せしめている。 氏は善が諸種の要求の調和で....
「獄中消息」より 著者:大杉栄
の記※ 伊文。プロプリエタ(経済学)。フォンジュアリヤ(哲学の基礎)、ロジカ(
倫理学)。 英文。ルクリュ著、プリミチフ(原人の話)。ドラマチスト(文学論)。....
「学生と教養」より 著者:倉田百三
れにもまして恥じねばならぬことである。人の道、天の理、心の自律――近くは人間学的
倫理学の強調するような「世の中の道」にまでひろがるところの一般の倫理的なるものへ....
「学生と生活」より 著者:倉田百三
との知性の母なのだ。 天地の大道に則した善き人間となりたいという願い、『教養と
倫理学』――(「学生と教養」中の一章)の中に私が書いたような青春のなくてならぬも....
「俳優倫理」より 著者:岸田国士
粉飾を施すことによって自己を没却してしまうもののように見たのです。これはルソーの
倫理学からいえば、一つの邪悪である。ルソーはそういう風に一つの哲学的立場から俳優....
「明治哲学界の回顧」より 著者:井上哲次郎
正一《とやままさかず》、中江篤介などであった。しかして自分もその間において哲学、
倫理学、心理学等に関する著述または翻訳を発行し、それから宗教その他の思想問題につ....
「明治哲学界の回顧」より 著者:井上哲次郎
でそれを一部の書として、『倫理新説』と題し、明治十六年に発行したのである。自分の
倫理学上の理想主義はすでにその書に端緒を開いているはずである。自分は明治十三年に....
「南半球五万哩」より 著者:井上円了
候。しかして全科を修了するに三年間を要するのみに候。 そのほか教育学、心理学、
倫理学は別に二年間の教育科あれば、この方にて兼修する由に候。これを要するに、豪州....