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倭人
「倭人〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
倭人の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「十二支考」より 著者:南方熊楠
いが、朱崖※耳という小地に近く、土気温暖、冬夏菜茹を生ずる日本の一部分、もしくは
倭人の領地に、牛馬がなかったと断ずべしだ。日本上古の遺物に、牛馬飼養の証左ある由....
「最古日本の女性生活の根柢」より 著者:折口信夫
の君主の下になった巫女が、かつては村々の君主自身であったこともあるのである。魏志
倭人伝の邪馬台国の君主|卑弥呼は女性であり、彼の後継者も女児であった。巫女として....
「国号の由来」より 著者:喜田貞吉
の伝統によりて依然我が国の事を倭国と称していたのであった。 倭国とは、委しくは
倭人の国の義で、もとは一国の名称として呼ばれたものではなかった。
倭人とは、支那の....
「本朝変態葬礼史」より 著者:中山太郎
変態の葬礼とは言えぬけれども、それかと言うて常態とも想われぬので略述する。魏志の
倭人伝によると女酋卑弥呼が死んだ折に、奴婢百余人を殉葬したとあるが、この女酋は我....
「穀神としての牛に関する民俗」より 著者:中山太郎
いつ頃から我国に飼育されていたか、それと同時に何者がこれを使用し始めたか。魏志の
倭人伝によれば、我国には牛馬は居らなかったと明記している。しかるに先年瀬戸内海の....
「フレップ・トリップ」より 著者:北原白秋
も知るがごとく知らぬがごとく淡々として無為なのも彼らである。 さて、私は一人の
倭人が、雪山のように高い、白い白い破損紙の層を背に負って、この大伽藍の中を匍うよ....