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「倭国〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

倭国の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
金将軍」より 著者:芥川竜之介
染《こうぞ》めの法衣《ころも》に隠した戒刀《かいとう》の※《つか》へ手をかけた。倭国《わこく》の禍《わざわい》になるものは芽生《めば》えのうちに除こうと思ったの....
十二支考」より 著者:南方熊楠
ズレ辺に長九丈に達する巨蛇ありて能く象を捲き殺す、その脂は薬用さる、『梁書』に〈倭国獣あり牛のごとし、山鼠と名づく、また大蛇あり、この獣を呑む、蛇皮堅くして斫《....
十二支考」より 著者:南方熊楠
馬《あまのぶちこま》の事と、日子遅神《ひこじのかみ》、片手を馬鞍に掛けて出雲より倭国に上った事とを『古事記』に載すれば(『古今要覧稿』五〇九)、〈牛馬なし〉と書....
武士を夷ということの考」より 著者:喜田貞吉
中の最強者たる生蕃のみを指して、蝦夷と呼びたりと解する、また妨げず。『唐書』に「倭国の東北、大山を限り、其の外は即ち毛人」とあるは、斉明天皇遣使当時の実際を示せ....
国号の由来」より 著者:喜田貞吉
や」とあったという。しかしながら、隋においては古来の伝統によりて依然我が国の事を倭国と称していたのであった。 倭国とは、委しくは倭人の国の義で、もとは一国の名....