倭寇[語句情報] »
倭寇
「倭寇〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
倭寇の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「侏儒の言葉」より 著者:芥川竜之介
のと同じことである。もうそろそろありのままの歴史的事実に徹して見ようではないか?
倭寇
倭寇《わこう》は我我日本人も優に列強に伍《ご》するに足る能力のあること....
「碧蹄館の戦」より 著者:菊池寛
れた。この男はもと無頼漢であったが流れ流れて北京に来て居ったが、交友の中に嘗つて
倭寇の為に擒にされ、久しく日本に住んで居た者があった。その友人から予々日本の事情....
「骨董」より 著者:幸田露伴
したものであったろう。そういうスバらしい鼎だったのである。 ところが嘉靖年間に
倭寇に荒されて、大富豪だけに孫氏は種※としていい伝え聞伝えて羨涎を垂れるところの....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
くらいはするなるべし。ただし『五雑俎』に明の名将威継光が数百の猴に鉄砲を打たせて
倭寇《わこう》を殲《ほろぼ》したとか、三輪環君の『伝説の朝鮮』一七六頁が、楊鎬が....
「小坂部姫」より 著者:岡本綺堂
しは燕京の使いと一緒に日本へまいりました。」 彼の物語を綜合して考えると、彼は
倭寇鎮撫を依頼する明朝の国使にしたがって、日本へ渡来したのである。ここであらため....
「廃墟(一幕)」より 著者:三好十郎
ァッショでさえもないからね。せいぜい国際的ルンペン。……駄目さね、もう。つまり、
倭寇のキンを抜かれたやつ――デゼネレートした
倭寇さね。ハハハ……(笑いながら調子....