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「倶知安〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

倶知安の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
カインの末裔」より 著者:有島武郎
人になった。 (二) 仁右衛門の小屋から一町ほど離れて、K村から倶知安《くっちゃん》に通う道路添《みちぞ》いに、佐藤与十という小作人の小屋があっ....
小作人への告別」より 著者:有島武郎
から受けた当時のこの辺のありさまだったのです。食料品はもとよりすべての物資は東|倶知安《くっちゃん》から馬の背で運んで来ねばならぬ交通不便のところでした。それが....
札幌まで」より 著者:寺田寅彦
羊蹄山は綺麗な雲帽を冠っていた。十分後には帽が三重のスカーフ雲の笠になっていた。倶知安の辺まで来るとまた稲田がある。どこまで行っても稲田は追っかけて来るのである....
金山揷話」より 著者:大鹿卓
稚内ゆきの急行列車が倶知安をすぎ、やがて山地へかかって速力がにぶると、急に雪が降りだした。粒が細かく....