倶舎論[語句情報] »
倶舎論
「倶舎論〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
倶舎論の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「十二支考」より 著者:南方熊楠
、卵が隔たった所にありながら孵《かえ》り育つ事だ。インドにもかかる説、『阿毘達磨
倶舎論《あびだつまくしゃろん》』に出《い》づ、いわく、〈太海中大衆生あり、岸に登....
「巷談師」より 著者:坂口安吾
よると、こういうのを六十二級というのだそうだ。唯識三年|倶舎七年と云って、坊主が
倶舎論を会得するには七年かかるそうであるが、これは人間の意識を七十五の名目に分類....
「親鸞」より 著者:三木清
しているのである。それらの天神や鬼神が擬人的に表象されるのも当然である。 *『
倶舎論』には、「衆人、所逼を怖れて多く諸仙の園苑、および叢林、孤樹、制多等に帰依....
「法然行伝」より 著者:中里介山
百の羅漢が集って婆沙論《ばしゃろん》を作ったのに、九百年に世親《せじん》が出でて
倶舎論《ぐしゃろん》を作って先きのそれを破って了った。義の是非を論ずる場合にはあ....