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倹素
「倹素〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
倹素の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「「いき」の構造」より 著者:九鬼周造
ど》を知れ」の「五字七字」を秘伝とまで考えたから、家臣の美服を戒め鹵簿《ろぼ》の
倹素を命じた。そこに趣味の相違が現われている。すなわち、派手、地味の対立はそれ自....
「玉藻の前」より 著者:岡本綺堂
ほえんだ。 「これ見られい。この歌の詠みびとじゃ」 関白の座敷としては、割合に
倹素で、忠通の座右《ざゆう》には料紙硯と少しばかりの調度が置かれてあるばかりであ....
「渋江抽斎」より 著者:森鴎外
月二十七日に妻かなの喪に遭った。かなは文化十四年の生で四十九歳になっていた。内に
倹素を忍んで、外に声望を張ろうとする貞固が留守居の生活は、かなの内助を待って始て....
「三国志」より 著者:吉川英治
たようである。 そして、孔明自身が、自らゆるしていたところは、 謹慎 忠誠
倹素 の三つにあったようである。公に奉ずること謹慎、王室につくすこと忠誠、身を....