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偃す
「偃す〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
偃すの前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「八犬伝談余」より 著者:内田魯庵
形勝関東を控ふ 剣豪犬士の功に非ざる無し 百里の江山掌握に帰す 八州の草本威風に
偃す 驕将敗を取るは車戦に由る 赤壁名と成すは火攻の為めなり 強隣を圧服する果し....
「層雲峡より大雪山へ」より 著者:大町桂月
斜に上るの外なし。上るに従って、偃松小さくなり、傾斜|緩なる処に至りて、低く地に
偃す。その上を踏みて行くを得べし。うれしや、偃松を踏みて行くを得るようになれば、....
「孔子」より 著者:和辻哲郎
善からん、君子の徳は風なり、小人の徳は草なり、草はこれに風を上(加)うるとき必ず
偃す。(同、一九) など、すべて孔子は皮肉なしに親切に教えている。前にあげた盗を....
「ファウスト」より 著者:ゲーテヨハン・ヴォルフガング・フォン
か。
肥えたる人等
避けろ。避けろ。ぐるりと避けろ。
踏みしだかれて草は
偃す。
そら鬼が往くぞ。手足の太った
鬼が往くぞ。
パック
そんな、象の....