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偉功
「偉功〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
偉功の前後の文節・文章を表示しています。該当する11件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「蠅」より 著者:海野十三
ら、こんな悲惨な結果にはならなかったろう。 ロボット蠅は、それから後も、続々と
偉功を樹てた。 第六話 雨の日の蠅 (妻が失踪してから、もう七日になる) ....
「運命」より 著者:幸田露伴
らず、道衍と、燕王と大恩至交あるにもあらず。実に解す可からざるある也。道衍|己の
偉功によって以て仏道の為にすと云わんか、仏道|明朝の為に圧逼せらるゝありしに非る....
「老巡査」より 著者:夢野久作
かもこれを白昼に襲撃して一挙に三人を逮捕することが出来たのは、何といっても当局の
偉功であると、極力賞讃しているのであったが、これに対して東京の新聞は申合わせたよ....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
、古く既にこの神と冊《かしず》かるる蛇が毒蛇どもを殺し、田畑に害ある諸動物を除く
偉功を認めかく敬わるるは当然だといった(アストレイ、三の三七頁)。わが国の農民が....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
。『史記』外戚世家《がいせきせいか》一九に、この后子なき故、その母が武帝を立てた
偉功あるにかかわらず廃せられ、子を求めて九千万銭を医に与えたが、ついに子なしとあ....
「数学史の研究に就きて」より 著者:三上義夫
。 この文中に見えたる新城新蔵、飯島忠夫の両博士は支那古代の天文学史の研究に
偉功ある人、その所説は一は支那起源と言い、一は西方からの伝来といい、両々相反する....
「食道楽」より 著者:村井弦斎
、乳糖四分七厘あり。慢性腸胃病には禁ずるをよしとす。肺結核、腎臓病並に心臓病には
偉功あり。 ○牛乳を多量に飲むべき必要あらば弐合の乳を一合に煎じ詰めて用ゆべし。....
「エリザベスとエセックス」より 著者:片岡鉄兵
り予見するところにて候」しかし、「『不成功でありすぎるは危険なり』というか――『
偉功をたてすぎるものは嫉妬を招く』というか――されど余は、追放を恐れて武勇を禁断....
「西航日録」より 著者:井上円了
淘汰鑑人力、生物起源帰自然、埋骨帝王廟前地、留名学界史中篇、請君長臥九泉下、誰怪
偉功千歳伝。 (進化論をとなえて三十年、その論はよく万人の眠りを覚ますものであっ....
「鳴門秘帖」より 著者:吉川英治
た江戸表でも将軍家をはじめ、貴殿の肉親の人々も、どれほどか、噂をきいてそこもとの
偉功をたたえて待っているか知れますまい。いわば栄ある凱陣の将、拙者も万吉もほかの....
「戦争史大観」より 著者:石原莞爾
命に作用する事軽微であった。またこの頃殲滅戦略を愛用したカール十二世は作戦的には
偉功を奏しつつも、遂にピーター大帝の消耗戦略に敗れたのである。 かくてポーラン....