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偏光
「偏光〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
偏光の前後の文節・文章を表示しています。該当する8件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「三十年後の東京」より 著者:海野十三
ければならなかった。問題の金属球は、この演壇の上におかれてあった。そして周囲には
偏光ガラスのついたてがとりまいていた。これは、中からは外が見えないが、反対に外か....
「錯覚数題」より 著者:寺田寅彦
がたしかに利口になれるであろう。 ハイディンガー・ブラッシと称するものがある。
偏光を生じるニコルのプリズムを通して白壁か白雲の面を見ると、妙なぼんやりした一抹....
「三十年後の世界」より 著者:海野十三
ければならなかった。問題の金属球は、この演壇の上におかれてあった。そして周囲には
偏光《へんこう》ガラスのついたてがとりまいていた。これは、中からは外が見えないが....
「地軸作戦」より 著者:海野十三
に見せたら、これはきっと金博士が忍術を使ったと思うだろうが、実はさにあらず、例の
偏光硝子で作った衝立の中に、博士が入ったためで、博士の方からはネルスキーの方が見....
「崩れる鬼影」より 著者:海野十三
それはあの透明な月の住民たちの身体を見る方法がなかったからだ。然るに予は、特殊の
偏光装置を使って、これを着色して認めることに成功した。その装置については、別項の....
「現代日本の思想対立」より 著者:戸坂潤
りして研究するのだが、辻博士は、特殊な材料(フェノライト)によって、ポーラロイド
偏光板により生ずる
偏光を用いて光弾性縞や、等傾曲線などもしらべた。昭和八年「光弾....
「塵埃と光」より 著者:寺田寅彦
た。 こういう光を散らす微粒はその散らす光の振動方向に片寄りを生ずる、いわゆる
偏光を生じる。それで空の光を適当な
偏光器で検査すれば、空の部分によって
偏光の度や....
「ファラデーの伝」より 著者:愛知敬一
いうのである。 それゆえファラデーが喜んだのは、永久ガスが普通の蒸気と同様にで
偏光面が廻転した時である。酸素やビスマスも磁性のあることを知った時である。 フ....