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「偏衫〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

偏衫の前後の文節・文章を表示しています。該当する2件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
」より 著者:芥川竜之介
が、何分文字が読めませんので、そのまま通りすぎようと致しました時、折よく向うから偏衫《へんさん》を着た法師が一人、通りかかったものでございますから、頼んで読んで....
山椒大夫」より 著者:森鴎外
ようようのことで本堂の戸が静かにあいた。曇猛律師が自分であけたのである。律師は偏衫《へんさん》一つ身にまとって、なんの威儀をも繕《つくろ》わず、常燈明の薄明り....