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偏食
「偏食〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
偏食の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「肝臓先生」より 著者:坂口安吾
干体質が畸形である。それは第一に彼らがガンメイ固陋な美食家であること――つまり、
偏食からきている。小さな木造船(十五トンから四十トン程度)で赤道をこえ(ただし昔....
「味覚馬鹿」より 著者:北大路魯山人
鶏や飼犬のような宛てがいの料理は真の栄養にはならない。自由人には医者がいうような
偏食の弊はない。
偏食が災いするまでには、口のほうで飽きが来て、転食するから心配は....
「駄パンその他」より 著者:古川緑波
悪いとか言うので、たべたがらないものを無理に食べさすことにはあまり賛成ではなく、
偏食はよくないと思うが、食慾が起らないものを無理に食べさす必要はないのではないか....
「序に代えて」より 著者:北大路魯山人
より美味いものが食べられ、 ○物を生かす殺すの道理が分り、 ○材料の精通から
偏食を免がれ、鑑賞も深まり、 ○ものの風情に関心が高まり、 ○興味ある料理に....
「味を知るもの鮮し」より 著者:北大路魯山人
口にするものは、せいぜい五十種か百種であろう。驚くべき無関心である。全家庭は大体
偏食をつづけているようである。本来言うならば、近来流行している栄養医学に関係ある....
「料理する心」より 著者:北大路魯山人
の講演、あるいは講習にも、ほとんど食器が料理と五分五分に講ぜられないのは、趣味の
偏食でありまして、完全料理とは申し難いのではないかと思います。分相応、適材適所を....