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健康色
「健康色〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
健康色の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「ドグラ・マグラ」より 著者:夢野久作
いる証拠で御座いますから、除外するとしましても、その皮膚にあらわれた日本人独特の
健康色の下を流るる透明な乳白色は、明らかに白皙人種の血が、この少年の血統に交って....
「怪星ガン」より 著者:海野十三
「ふしぎなところで会ったね。どうして、こんなところへきたのかね」 老探検家は、
健康色の顔に、ほおえみを見せて、テッド博士にきく。 「わたしたちは、先生のご一行....
「屁」より 著者:新美南吉
ぶやいたとしても、春吉君は恥辱《ちじょく》に思うのである。町の人がおどろくほどの
健康色、つまり、日焼けしたはだの色というものは、町ふうではなく在郷《ざいごう》ふ....
「浪漫趣味者として」より 著者:渡辺温
しためて。――だが、汚穢しくなってはいけない。隔日位に、お湯に入って皮膚を清潔な
健康色に磨くのがよろしいでしょう。』そんな注意もした。 私は段々ロマンティスト....
「人口論」より 著者:マルサストマス・ロバート
つ母を養うためには流れてこなくなる。子供達は食物不良のために病弱となる。薔薇色の
健康色は失われて、窮乏の証たる青い頬と凹《くぼ》んだ眼とがこれに代る。少数者の胸....