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健闘
「健闘〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
健闘の前後の文節・文章を表示しています。該当する9件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「海野十三敗戦日記」より 著者:海野十三
尉の奮戦談が新聞に出た。その前日とその日の朝のラジオでも放送したとか。徹ちゃんの
健闘はうれし。毎朝その武運長久を一同して祈っているのだ。(輸送船一隻撃沈)その前....
「みみずのたはこと」より 著者:徳冨健次郎
十八日
ニューヨーク
本日午後三時当地出帆。
三年苦戦
健闘のアメリカを去らんとして感慨強し。闘争は一個微弱なる一少年を化して、兎も角も....
「二十五年間の文人の社会的地位の進歩」より 著者:内田魯庵
ある。今後の二十五ヵ年間、願くは更に一大飛躍あれ。文学の忠僕たる小生は切に諸君の
健闘を祈る。 (「太陽」増刊 明治四十五年六月十三日号)....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
留め置く。城辺に棲む蛇来て児を嚥《の》まんとすると、鷹、翅を鼓して犬を起し、犬、
健闘して蛇を殺し地に伏して疵《きず》を舐る。所へ還った乳母は蒼皇《そうこう》犬が....
「生爪を剥ぐ」より 著者:葉山嘉樹
ちの事も気にかかる。若し、出来ればおふくろや子供の面倒を見てやって貰いたい。自重
健闘を祈る。―― 吉田は、紙切れに鉛筆で走り書きをして、母に渡した。 「これを....
「解説(『風知草』)」より 著者:宮本百合子
い嵐がすぎて空ににおやかな虹のかかったとき、再び顔と顔とを見合わせた男女が、互の
健闘を慶び、生きていることをよろこび、そのよろこばしさにひとしお愛を燃えたたせる....
「獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
であろうが、今度はその中にあって、やはり特別な心のこもる一つです。心からあなたの
健闘を祝し、自身の向上への努力とのために、簡素で、真面目で、しかも明るい希望の射....
「生前身後の事」より 著者:中里介山
らない悲壮の行程は充分覚悟して居らねばなるまい。 とは云え、この悲壮なる我々の
健闘が決して悲愴なる結果をのみ生むものでは無く、前人の未だ曾《かつ》て夢想しなか....
「あるニュウ・フェイスへの手紙」より 著者:岸田国士
ろ当らないと信じます。 ともかく、「シラノ」の成功は、やはり、三津田健の素質と
健闘とにその原因の一つはあるのです。難を言えば声の質が弱々しすぎる。しかし、よく....