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偵吏
「偵吏〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
偵吏の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「幽霊塔」より 著者:黒岩涙香
まま権田に分れを告げたが、権田は余の背影を見送りつつ「安心なさい丸部さん、此の探
偵吏の始末も悉皆私が引き受けました、猶私は明日にも貴方の後を追い幽霊塔へ秀子に逢....
「血の文字」より 著者:黒岩涙香
の身の上に関する不審だけは全く晴れたり、彼れは盗坊にも非ず追剥にも非ず純然たる探
偵吏なり、探
偵吏なればこそ其身持不規則なりしなれ、身姿時々変ぜしなれ、痛く細君に....
「チベット旅行記」より 著者:河口慧海
いからと言って窃に招待致しましたからそこに参りますと、私を全くもって英国の国事探
偵吏であるという認を付けました。
を受けてこのチベットの探検をして居るもの....
「活人形」より 著者:泉鏡花
て、やがて四辺を見廻しつ、泰助に眼を注ぎて、「あれは誰方。泰助は近く寄りて、「探
偵吏です。「ええ、と病人は力を得たる風情にて、「そうして御姓名は。「僕は倉瀬泰助....
「鳴門秘帖」より 著者:吉川英治
二階へ戻ってくるなりに、偸み聞きした銀五郎の言葉、また怪しむべき様子を指摘して、
偵吏のごとく同僚の二人へ奥庭の仔細を告げた。 最前から、そこに浅酌していた天堂....