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「偶合〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

偶合の前後の文節・文章を表示しています。該当する11件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
十二支考」より 著者:南方熊楠
ほど太《いた》く距《へだ》たった両地方に、偶然自然薯と鳶の話が各々出で来た。その偶合がちょっと不思議だ。 鶏を入れた笑談を少し述べると、熊野でよく聞くは、小百....
十二支考」より 著者:南方熊楠
くだん》の歌に特に柿を上げますというのは、猪は格段に柿を好むにや。果してしからば偶合かも知れないが、猪と柿と両《ふた》つながら蛇毒を制すと信ぜられたは面白い。 ....
妖怪学」より 著者:井上円了
、その他諸幻術 第三種、すなわち自己の身心上に発するもの 夢、夜行、神感、神知、偶合、俗説、再生、妄想、癲狂、その他諸精神病 そのうち、第一種の幽霊、狐狸等は....
妖怪学一斑」より 著者:井上円了
ったならば、御報道を得たいと思います。それはなんであるかと申しますると、すなわち偶合論、また一つに偶中とも申します、偶然に暗合することであります。私は近来全国一....
妖怪研究」より 著者:井上円了
の他諸幻術 第三種、すなわち自己の身心の上に発するもの 夢、夜行、神知、偶合、再生、俗説、癲狂、その他諸精神病 このうち第一種の狐狸、犬神等は、第三種....
妖怪報告」より 著者:井上円了
うのことを話し出し、かえって笑わるることと存じたるゆえに候。 右は夢想と事実と偶合せし事実にして、小生はもちろん友人などにも、奥深き学問上のことなど承知いたし....
妖怪玄談」より 著者:井上円了
催眠、その他諸幻術 第三種、すなわち自己の身心の上に発するもの 夢、夜行、神知、偶合、俗説、再生、癲狂、その他諸精神病 右の表を、あるいは左の図をもって示すべ....
遠野物語」より 著者:柳田国男
り。家の名を池の端というもその為なりという。 ○この話に似たる物語西洋にもあり、偶合にや。 二八 始めて早池峯に山路をつけたるは、附馬牛村の何某という猟師にて、....
山の人生」より 著者:柳田国男
数多く、たいていは樹を栽え神を祭り時としては塚を築き石を建てている。それが単なる偶合でなかったと思うことは、どうしてそのように長命をしたかの説明にまで、書物を媒....
木綿以前の事」より 著者:柳田国男
強く表現せられている。畏内という語は笑話の主材であり、英語のカーテンレクチュアと偶合した帳中説法という妙辞もある。彼女らの手には鞭があった。まかりちがえば亭主ま....
年中行事覚書」より 著者:柳田国男
、 ネブタは流れろ、まめの葉はとどまれ というなどもまたその一つで、これが各地の偶合ということはあり得ぬはもちろん、たったこればかりをよそから採用して、その他は....