備後表[語句情報] » 備後表

「備後表〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

備後表の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
雛妓」より 著者:岡本かの子
て、一先ず関心を打切って、離れた目で眺める雛妓は、眼もあやに美しいものであった。備後表の青畳の上である。水色ちりめんのごりごりした地へもって来て、中身の肉体を圧....
斬られたさに」より 著者:夢野久作
た外廊下を抜けて、女竹に囲まれた離座敷に案内した。 十畳と八畳の結構な二間に、備後表が青々して、一間半の畳床には蝦夷菊を盛上げた青磁の壺が据えてある。その向う....
手仕事の日本」より 著者:柳宗悦
見られるでしょう。 備後の国に入れば、もう広島県であります。備後といえばすぐ「備後表」や「備後絣」の名が浮びます。表とは畳表のことで、良質を以て名が聞えます。....