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「僕婢〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

僕婢の前後の文節・文章を表示しています。該当する8件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
小説 不如帰 」より 著者:徳冨蘆花
わが洋のほかにて見もし聞きもせし通りに行わんとあせれど、事おおかたは志と違いて、僕婢は陰にわが世なれぬをあざけり、子供はおのずから寛大なる父にのみなずき、かつ良....
平塚・山川・山田三女史に答う」より 著者:与謝野晶子
は自分と同憂の人のあるのを嬉しく思います。カントが「商人あるいは手工業者の雇人、僕婢、日傭労働者、小作人及び総ての女子等、約言すれば他人より「食物及び保護」を受....
連環記」より 著者:幸田露伴
、我は力寿を捐つるには忍びなかった。簀を易え机を按き、花を供し香を焼くような事は僕婢の為すがままに任せていたが、僧を喚び柩に斂めることは、其命を下さなかったから....
人口論」より 著者:マルサストマス・ロバート
ているらしいのであるから、これらの酋長がしばしば豊かに暮しているのに、その臣下や僕婢は欠乏に悩むということは、吾々の十分に想像し得るところであろう。 1) ....
経済学及び課税の諸原理」より 著者:吉田秀夫
。しかしもし彼が真実に一、〇〇〇|磅《ポンド》を受取り、そして所得や葡萄酒や馬や僕婢に対する租税として、一〇〇|磅《ポンド》を支払わしめられるならば、彼はおそら....
光り合ういのち」より 著者:倉田百三
につれられて、小泉家に遊びに行くようになった。この家庭は奉公人に到る迄長者の家の僕婢らしいおっとりした所があった。私はこの家庭の人々を愛せずにおられなかった。同....
純粋経済学要論」より 著者:手塚寿郎
園、住居・公共の建築物を支える土地、街路、道路、広場等。人的資本は、例えば閑人、僕婢、官吏など。動産資本としては、住居、公共の建築物、娯楽用の樹木草本、動物、家....
南半球五万哩」より 著者:井上円了
掛け値あるがごとき、人に酒食を強うるがごとき、婦人の前に勝手に喫煙するがごとき、僕婢を呼ぶに手をうつがごとき等は、やや日本に近し。わが国にて「紺屋の明後日」と唱....