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「僧体〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

僧体の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
幕末維新懐古談」より 著者:高村光雲
をいう。諸仏の守護神です。それから僧分の肖像、たとえば弘法大師、日蓮上人のような僧体である。一々話して行けば実に数限りもないことです。余は略します。 それから....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
りすることに慣れているお松のことでしたから、誰も咎《とが》めるものはありません。僧体をした宇津木兵馬は、神尾の邸の裏に待っていたけれども、お松に会えない先に、四....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
「木莵入《ずくにゅう》いたか」 ここは神社であるはずなのに、この堂守は怪しげな僧体をしているから、兵馬は変に思っていると金公が、 「さあ、どうかお入りなすって....
松の操美人の生埋」より 著者:三遊亭円朝
ずっと次に居並んで居ります者が彼是百五六十人|許り、商人|体の者も居れば、或は旅僧体の者や武士体の者、種々なる男がずっと居並んで居て、面部に斫疵などのある怖らし....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
《いっぴょう》を開いたものです。 道庵先生と相対している、同じ年配の、頭だけを僧体にした見慣れない人品《じんぴん》が一つあります。これはこの寺の方丈ではありま....
宮本武蔵」より 著者:吉川英治
「これに大徳寺衆の印可がある。正受庵で笠や袈裟をもらいうけ、一時、そちも丹左も、僧体になって共に道中をいそぐがよい」 「どうして、僧体にならなければいけませんか....
春泥」より 著者:久保田万太郎
ッちだっていゝじゃァねえか、そんなこと……」 「あんまり、だって、いくらなんでも僧体なことをいいすぎる。」田代はムキになって「あたしァ好きだったんだ。――あの人....