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僧家
「僧家〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
僧家の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「高島異誌」より 著者:国枝史郎
いう、古来よりの著書、覚え易く又教え易き為、子供に読ましめ居ります所、内容余りに
僧家の事のみ多く、且、如何わしい説なども有って、聖賢の名著とは思われず、此儀如何....
「夜明け前」より 著者:島崎藤村
からである。 「いや、御趣意のほどはわかりました。よくわかりました。わたしは他の
僧家とも違いまして、神道を基とするのが自分の本意ですから、すこしもこれに異存はあ....
「源氏物語」より 著者:紫式部
は現わせないような驚きをさせられた。人のからだにこんな急変があったりする時には、
僧家へ物を贈って読経《どきょう》をしてもらうものだそうだから、それをさせよう、願....
「源氏物語」より 著者:紫式部
なった。御両親の御遺産、官から年々定まって支給せられる物の中から、実質的な慈善と
僧家への寄付をあそばされた。であったから僧の片端にすぎないほどの者までも御恩恵に....
「レ・ミゼラブル」より 著者:豊島与志雄
一家は革命のために零落したのだった。が、妹の方は五百フランの終身年金を得ていて、
僧家にあっては、それで自分の費用にはじゅうぶんだった。ミリエル氏は司教として国家....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
塔ノ宮から令旨をもって、 「吉野城へはせ参ぜよ」 と、さいそくがあっても、 「
僧家なれば」 と、その召しにも応じないでいたのである。 が、今日では事情がち....