僧庵[語句情報] »
僧庵
「僧庵〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
僧庵の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「俊寛」より 著者:芥川竜之介
うばん》に預《あずか》った訳なのです。
御部屋は竹縁《ちくえん》をめぐらせた、
僧庵《そうあん》とも云いたい拵《こしら》えです。縁先に垂れた簾《すだれ》の外には....
「カラマゾフの兄弟」より 著者:ドストエフスキーフィヨードル・ミハイロヴィチ
あったのである。これがロシアにおいてことに隆盛を見たのは、あの有名なコゼリスクの
僧庵、オプチーナ修道院であった。いつ、何びとによって、この制度が当地の郊外にある....
「恩人」より 著者:豊島与志雄
山公園の夜桜、それから大原女《おはらめ》の話、また嵯峨野の奥の古刹から、進んでは
僧庵や尼僧の生活まで。そしてこうつけ加えた。 「一体彼等の、特に尼僧の生活には矛....
「褐色の求道」より 著者:岡本かの子
みました。そういうところは、もう、あまり世界に多くありません。印度人のやっている
僧庵生活に就いて人から聴きました。膝を組んで全く死の状態になって暮しているそうで....
「随筆 宮本武蔵」より 著者:吉川英治
文、あらゆる信ずべき彼の小伝に書かれているが、詳細は分っていない。 彼を憐れむ
僧庵の某が、事前に、彼をかばって、喜兵衛の怒りをなだめたが肯かれなかったという説....