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僧祇
「僧祇〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
僧祇の前後の文節・文章を表示しています。該当する8件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「十二支考」より 著者:南方熊楠
『類函』三六四、〈『潜確類書』に曰く竜珠|頷《あご》にあり蛇珠口にあり〉。『摩訶
僧祇律』七に雪山水中の竜が仙人の行儀よく座禅するを愛し七|巾《まき》巻きて自分の....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
ろに気付かぬは蟹根性とでも名づくべきか。だが世間にこんな根性の人が少なくない。『
僧祇律』に群猴月影水に映るを見、月今井に落ちた、世界に月なしとは大変だ助けにゃな....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
通を以て六群比丘が昔鶏と烏の間の子たりしを見通しかく説いたのじゃと言うた(『摩訶
僧祇律《まかそうぎりつ》』三四)、『沙石集』三に、質多居士は在俗の聖者で、善法比....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
に納めて猫塚を築いたとある。これらの話種々異態あれどもと仏説に出たのだ。 『摩訶
僧祇律』三にいわく、過去世に婆羅門あり銭財なき故、乞食して渡世す。その妻、子を産....
「雪たたき」より 著者:幸田露伴
恐るべき沈黙はしばし続いた。そして其沈黙はホンノしばしであったに関らず、三阿
僧祇劫の長さでもあるようだった。 「チュッ、チュッ、チュ、チュッ」 庭樹に飛ん....
「霊感」より 著者:豊島与志雄
「如来寿量品第十六」を誦しました。 自我得佛来 所経諸劫数 無量百千萬 億戴阿
僧祇 常説法教化 無数億衆生 令入於佛道 …………… この経を二回繰り返し、....
「魔像」より 著者:林不忘
ぎょう》一|刀流《とうりゅう》の正伝《しょうでん》。 四百|万億《まんおく》阿
僧祇《あそうぎ》の世界《せかい》なる六|趣《しゅ》四|生《しょう》の衆生《しゅう....
「葛飾砂子」より 著者:泉鏡花
あ、良い月だ、妙法蓮華経如来寿量品第十六自我得仏来、所経諸劫数、無量百千万億載阿
僧祇、」と誦しはじめた。風も静に川波の声も聞えず、更け行くにつれて、三押に一度、....