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僧綱
「僧綱〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
僧綱の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「死者の書」より 著者:折口信夫
ちろめく光りである。 姫は寝ることを忘れたように、坐って居た。 万法蔵院の上座の
僧綱たちの考えでは、まず奈良へ使いを出さねばならぬ。横佩家の人々の心を、思うたの....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
祷の怪なども、北条氏|調伏が、その目的であると共に、朝廷の触手が徐々に、それらの
僧綱を抱き込みにかかっているものとは明白に分っていた。が、ここにも、山門という障....
「俗法師考」より 著者:喜田貞吉
ずれも文字の如くその坊の主であらねばならぬ。『続古事談』に、奈良に説法をよくする
僧綱が賊にあった話があるが、それにはその僧のことを房主と書いてある。房は室で、坊....