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僭号
「僭号〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
僭号の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「ドグラ・マグラ」より 著者:夢野久作
近い、天宝十四年に、安禄山という奴が謀反を起したんだが、その翌年の正月に安禄山は
僭号をして、六月、賊、関に入る、帝出奔して馬嵬に薨ず。楊国忠、楊貴妃、誅に伏す…....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
事、古いキリスト教徒がミルレニウムを竢ったごとく、したがって、中国や朝鮮で弥勒と
僭号《せんごう》して乱を作《な》した者もありと記憶し、本邦でも弥勒十年辰の年など....
「ファウスト」より 著者:ゲーテヨハン・ヴォルフガング・フォン
立てられた偽朝の旗に、
皆附いて来るのです。羊のような根性の奴等が。
帝
僭号を称える奴の出来たのは、己の利益だ。
己が帝王だと云うことが、これで切に感ぜ....