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「僻邑〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

僻邑の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
丹下左膳」より 著者:林不忘
いかに刀剣に対して眼のない溺愛《できあい》の大膳亮とはいえ、もし彼が、この北境|僻邑《へきゆう》にすら今その名を轟かせている江戸南町奉行の大岡越前が、敵方蒲生泰....
米国巡回文庫起源及び発達」より 著者:佐野友三郎
議の成績報告につき、その利益として列挙せる要点を概括すれば左のごとし。 一、寒村僻邑をして、善良なる図書に接し易からしむ。 二、図書の選択管理を専問家の手に委す....
学問のすすめ」より 著者:福沢諭吉
も、習慣によればかえってこれを嫌うに至るべし。世に変人奇物とて、ことさらに山村|僻邑《へきゆう》におり世の交際を避くる者あり。これを隠者と名づく。あるいは真の隠....
欧米各国 政教日記」より 著者:井上円了
宗教を念ずるその形、東西異なることなし。ウィーンの大都会にして、なおわが国の村落僻邑に存するものと同一の風習あるを見る。世の論者ヤソ教と仏教とを較し、一は開明の....
小学教育の事」より 著者:福沢諭吉
を生ずるの患《うれい》なし。たとえば今、日本大政府の諸省に用うる十露盤も、寒村|僻邑《へきゆう》の小店に用うる十露盤も、乗除の声に異同なきは、上下の勘定法に関所....