儀仗兵[語句情報] »
儀仗兵
「儀仗兵〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
儀仗兵の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「趣味の遺伝」より 著者:夏目漱石
れて過去の紀念のごとく華《はな》やかなる群衆の中に点じ出されていた。将軍を迎えた
儀仗兵《ぎじょうへい》の馬が万歳の声に驚ろいて前足を高くあげて人込の中にそれよう....
「安重根」より 著者:谷譲次
者、露支顕官、各国新聞記者団、写真班、ボウイ、日本人警部、日露支出迎人、露支両国
儀仗兵、軍楽隊、露国憲兵、駅員。 (朝鮮人たちはルバシカ、背広、詰襟、朝鮮服、蒙....
「人外魔境」より 著者:小栗虫太郎
せてみると、もうお客はこれで終っている。きょうの御儀に日本綿布の外衣をそろえた、
儀仗兵も休ませなくてはならない。さあ、腹も減ったし、羊も焼けている。胡椒飯を腹さ....
「墓地展望亭」より 著者:久生十蘭
たぶん、五六歩。おそらく、それより多くはあるまい。……一発の銃声がひびきわたり、
儀仗兵の拳銃の弾丸が、その胸の真ん中を射ぬく。……若い東洋人は、なんともつかぬ微....
「木綿以前の事」より 著者:柳田国男
光景であり、またその祭の行列の一番後には、殿様から附けられた多くの槍持ち、今なら
儀仗兵に当るものが行くというので、それを見物に出て来たあばたの少年少女の姿が、一....