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儀装
「儀装〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
儀装の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「源氏物語」より 著者:紫式部
ていて、十月に六条院へ来たのであった。住居《すまい》の中の設備も、移って来る日の
儀装のことも源氏は他の夫人に劣らせなかった。それは姫君の将来のことを考えているからで迎えてからも重々しく取り扱った。....
「源氏物語」より 著者:紫式部
た。宮中へはいる人の形式が取られて、朱雀院からもお道具類は運び込まれた。その夜の
儀装の列ははなやかなものであった。供奉者には高官も多数に混じっていた。姫宮を主公....
「源氏物語」より 著者:紫式部
四月十幾日のことである。明日は賀茂の斎院の御禊のある日で、御|姉妹の斎院のために
儀装車に乗せてお出しになる十二人の女房があって、その選にあたった若い女房とか、童....
「源氏物語」より 著者:紫式部
をした。女房三十人、童女と下仕えが八人ずつ侍していたのであるが、また大将家からも
儀装車十二に自邸の女房を載せて迎えに出した。お送りの高級役人、殿上人、六位の蔵人....
「運命のSOS」より 著者:牧逸馬
とに映った――タイタニックにボウトなんて不必要な用心、しかし、これも一つの習慣的
儀装であろう。単に監督官庁である通商局の検査官を満足させるための、謂わばひとつの....
「三国志」より 著者:吉川英治
らぬ、然るときは、相府に身をかがめ、位階は一侯を出ず、車数乗、馬幾匹|定め以上の
儀装もできません。いわんや、南面して、天下の覇業を行わんなど、思いもよらぬ夢でし....
「私本太平記」より 著者:吉川英治
くはこう仰っしゃって、常盤範貞に手をやかせたにちがいあるまい。で、ぜひなく幕軍も
儀装をととのえ、やっと入京の運びとなったものであろう。 いずれにしろ、警固のも....