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「儀軌〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

儀軌の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
神社合祀に関する意見」より 著者:南方熊楠
に立つべき由来あるを、いかなる無学無筆の輩にまでも円悟徹底せしむる結構至極の秘密儀軌たるにあらずや。加之《しかのみならず》、人民を融和せしめ、社交を助け、勝景を....
黒死館殺人事件」より 著者:小栗虫太郎
、あの女の手を」今度は検事が驚いてしまった。「だが、仏像に関する三十二相や密教の儀軌についての話なら、いつか寂光庵で聴かせられたと思ったがね」 「いや、同じ彫刻....
魔法修行者」より 著者:幸田露伴
であり、勝軍地蔵はただこれ地蔵の一変身である。大日経巻第二に荼枳尼は見えており、儀軌真言なども伝来の古いものである。もし密教の大道理からいえば、荼枳尼も大日、他....
十二支考」より 著者:南方熊楠
九一四年ボンベイ板、七一頁)。仏典にも宋の法賢訳『頻那夜迦天《びなやかてん》成就儀軌経』にこの神の像を種々に造り、種々の法で祭り、種々の願を掛くる次第を説きある....
南国太平記」より 著者:直木三十五
下の門人達は白衣《びゃくえ》を着て、その旛の下、壇の周囲に坐して「大威怒鳥芻渋※儀軌《だいぬちょうすうじゅうまぎき》経」、「仏頂尊勝陀羅尼」、「瑜伽《ゆか》大教....
東洋文化史における仏教の地位」より 著者:高楠順次郎
して広峰の牛頭社を立てたのであろう。 たいてい仏教と一緒に渡来した神様ならば「儀軌」といって祭式が明らかに教えられてある筈である。神様を拝む特別の方法が教えて....