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儒
「儒〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
儒の前後の文節・文章を表示しています。該当する15件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「戯作三昧」より 著者:芥川竜之介
いなくなっても、改名主のような人間は、いつの世にも絶えたことはありません。焚書坑
儒《ふんしょこうじゅ》が昔だけあったと思うと、大きに違います。」
「御老人は、こ....
「神神の微笑」より 著者:芥川竜之介
は、文字ばかりではありません。我々の息吹《いぶ》きは潮風《しおかぜ》のように、老
儒《ろうじゅ》の道さえも和《やわら》げました。この国の土人に尋ねて御覧なさい。彼....
「るしへる」より 著者:芥川竜之介
ケンニユギヨウシ》 退人善念《ヒトノゼンネンヲシリゾク》
―左闢第三闢裂性中艾
儒略荅許大受語《サヘキダイサンヘキレツセイノウチガイジユリヤクキヨダイジユニコタ....
「素戔嗚尊」より 著者:芥川竜之介
出さなかった。山の向うに穴居《けっきょ》している、慓悍《ひょうかん》の名を得た侏
儒《こびと》でさえ彼に出合う度毎に、必ず一人ずつは屍骸《しがい》になった。彼はそ....
「侏儒の言葉」より 著者:芥川竜之介
「侏
儒《しゅじゅ》の言葉」の序
「侏
儒の言葉」は必《かならず》しもわたしの思想を伝....
「或る女」より 著者:有島武郎
遠くのほうから突然皮肉の茶々を入れる事もあった。だれいうとなく人々はその一団を犬
儒派《けんじゅは》と呼びなした。彼らがどんな種類の人でどんな職業に従事しているか....
「私の父と母」より 著者:有島武郎
時代としては新しい教育を受けた方だが、その根柢をなしているものはやはり朱子学派の
儒学《じゅがく》であって、その影響からは終生脱することができなかった。しかしどこ....
「星座」より 著者:有島武郎
石は徳川時代における傑出《けっしゅつ》した哲学者であり、また人間であると思った。
儒学《じゅがく》最盛期《さいせいき》の荻生徂徠《おぎゅうそらい》が濫《みだ》りに....
「国貞えがく」より 著者:泉鏡花
《いもむし》が髪を結《ゆ》って、緋《ひ》の腰布《こしぬの》を捲《ま》いたような侏
儒《いっすんぼし》の婦《おんな》が、三人ばかりいた。それが、見世ものの踊《おどり....
「海神別荘」より 著者:泉鏡花
黒き珊瑚、小形なる椅子を用いる。おなじ小形の椅子に、向って正面に一人、ほぼ唐代の
儒の服装したる、髯黒き一|人あり。博士なり。 侍女七人、花のごとくその間を装い立....
「貝の穴に河童の居る事」より 著者:泉鏡花
うしろ向のその肩が、びくびくと、震え、震え、脊丈は三尺にも足りまい。小児だか、侏
儒だか、小男だか。ただ船虫の影の拡ったほどのものが、靄に沁み出て、一段、一段と這....
「小春の狐」より 著者:泉鏡花
。」 「おお、あった。あった。」 ふと見つけたのは、ただ一本、スッと生えた、侏
儒が渋蛇目傘を半びらきにしたような、洒落ものの茸であった。 「旦那さん、早く、あ....
「薄紅梅」より 著者:泉鏡花
……天晴れ、と一つ煽いでやろうと、扇子を片手に、当時文界の老将軍――佐久良藩の碩
儒で、むかし江戸のお留守居と聞けば、武辺、文道、両達の依田学海翁が、一夏土用の日....
「霊訓」より 著者:浅野和三郎
主としてキリスト教を中心としての言説であるが、無論これは仏教にも、神道にも、又
儒教、道教等にも、悉くあてはまると思う。啓示と霊媒、又啓示と時代との関係を説きて....
「歯車」より 著者:芥川竜之介
レオンを見つめたまま、僕自身の作品を考え出した。するとまず記憶に浮かんだのは「侏
儒の言葉」の中のアフォリズムだった。(殊に「人生は地獄よりも地獄的である」と云う....