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優婆塞
「優婆塞〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
優婆塞の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「神州纐纈城」より 著者:国枝史郎
で、登山の困難は想像にも及ばずわずかに不退転の心を抱いて深山幽谷を跋渉する、役ノ
優婆塞の亜流ぐらいが時々参詣するぐらいであったが、それが、一旦下りとなり砂走りの....
「源氏物語」より 著者:紫式部
呼びかけた。 「そら聞いてごらん。現世利益だけが目的じゃなかった」 とほめて、
優婆塞《うばそく》が行なふ道をしるべにて来ん世も深き契りたがふな とも言った....
「古寺巡礼」より 著者:和辻哲郎
、竇州開元寺僧法成、その他八人の僧と、藤州通善寺尼智首、その他二人の尼と、揚州|
優婆塞潘仙童、胡国人軍法力、瞻波国人善聴、その他を合わせてすべて二十四人であった....
「賤民概説」より 著者:喜田貞吉
、必ずその長に運上を納めなければならなかったのだ。同書に、神護景雲三年に京の或る
優婆塞が、修行して加賀に托鉢していたところが、その処の浮浪の長たるものが、調を責....
「俗法師考」より 著者:喜田貞吉
わゆる「下り者」の仲間となるのもやむをえなかった。ことに食を乞うて遍歴する法師・
優婆塞の輩に至っては、それがはたして真の修行者であるのか、修行者を装うて生きんが....