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「儲け物〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

儲け物の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
疑問の金塊」より 著者:海野十三
かい」 「警視庁へ引き渡したよ」 「どうだかネ。九万円じゃないか」いかにも惜しい儲け物だのにという顔をした。 「本当に渡したよ。私は金が欲しいわけでこの仕事をや....
モルモット」より 著者:細井和喜蔵
は例の如く動物を使いに伴れて行って帰ったとき言った。 「ふうん……そんなものでも儲け物するのかなあ。」 彼はこう答えて微笑んだ。モルモットは、五寸くらいな葉の....
青鬼の褌を洗う女」より 著者:坂口安吾
に百人死んでる、あの公園に五千人死んでるよ、あそこじゃ三万も死んでら、命がありゃ儲け物なんだ、元気だせ、幽霊みたいな蒼白な顔で一家の者を励ます者、屍体の底の泥の....
剣侠」より 著者:国枝史郎
々と破ることが出来たのである。 そのコツ法を知ったのである。 (よい事をした、儲け物だった) そう思わざるを得なかった。 嘉門が奥の豪奢な部屋で、澄江を前....
鳴門秘帖」より 著者:吉川英治
へ薬草採りにまいったが、どうも、ほしいものがあまりなくてな……。だがまた、意外な儲け物もいたしたよ。これ」と合財袋の口をのぞかせて、採集してきた草根木皮を一|掴....