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儲君
「儲君〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
儲君の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「運命」より 著者:幸田露伴
う。翰林学士の劉三吾、御歎はさることながら、既に皇孫のましませば何事か候うべき、
儲君と仰せ出されんには、四海心を繋け奉らんに、然のみは御過憂あるべからず、と白し....
「渋江抽斎」より 著者:森鴎外
允成は才子で美丈夫であった。安永七年三月|朔に十五歳で渋江氏に養われて、当時|
儲君であった、二つの年上の出羽守|信明に愛せられた。養父|本皓の五十八歳で亡くな....
「源氏物語」より 著者:紫式部
普通の家の娘以上に内親王のお後ろだてのないのは心細いものでございます。ごりっぱな
儲君として天下の輿望を負うておいでになる東宮もおいでになるのでございますから、あ....
「三国志」より 著者:吉川英治
印璽や綬はどこへやったかね?」 賈逵は色を正して答えた。 「家に長子あり、国に
儲君あり、亡君の印綬はおのずから在るべき所に在りましょう。あえて、あなたがご詮議....