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「允可〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

允可の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
雪之丞変化」より 著者:三上於菟吉
とも出来ぬ。つまり、雪之丞によって、浪路をうごかし、広海屋よりも一あし先に御用|允可《いんか》のはこびをうけたいのである。 雪之丞は、万事、のみこんだというよ....
梅津只円翁伝」より 著者:杉山萠円
黒田侯の御取済によって、地方の神社祭事に是非とも奉納しなければならぬ神曲「翁」の允可を受けたものであろう。ただ弱冠十六歳で、能楽師家担当の重大責務ともいうべき神....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
て開悟し、黄梅の五祖|弘忍大師《こうにんだいし》のところへ行って米を舂《つ》いて允可《いんか》を受け、ついに達磨大師以来六代の伝衣《でんえ》を受けて、法流を天下....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
て面《かお》を覗き込もうとする、その手を竜之助は払いました。 竜之助のは正式に允可《いんか》を受けた虚無僧ではないのです。虚無僧となって歩くことが便利であった....
慶応義塾の記」より 著者:福沢諭吉
某|等《ら》、和蘭通市の便を計り、その国の書を読み習わんことを訴えしが、速やかに允可《いんか》を賜りぬ。すなわち我が邦の人、横行《おうこう》の文字を読み習うるの....