元中[語句情報] »
元中
「元中〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
元中の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「旗本退屈男」より 著者:佐々木味津三
い。ご存じかどうか知りませぬが、あの別嬪の女の子は御台様付《みだいさまつき》の腰
元中で、一番のご縹緻《きりょう》よしじゃとか申しましてな、お上様をあしざまに申し....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
う、名作の物が、真物同然不思議を働く例は、『酉陽雑俎』三に、〈僧一行異術あり、開
元中かつて旱す、玄宗雨を祈らしむ、一行いわく、もし一器上竜状あるものを得れば、ま....
「能とは何か」より 著者:夢野久作
々は特にそうである。 前記の諸収入を基礎とした、芸術家、興行家、兼政治家式の家
元中心制度が生まれるのは誠に是非もない事である。 各流の家元の中には、芸が下手....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
るが良かろう。 ここにいえる、邪視の字が出おる『普賢行願品』は、唐の徳宗の貞
元中、醴泉寺《れいせんじ》の僧般若が訳し、悪眼の字が出おる『増一阿含』は、東晋時....
「十二支考」より 著者:南方熊楠
《つつが》なきに会う。朝廷崇信県君に封ずとあるは犬が封号を得たらしい。また唐の貞
元中大理評事韓生の駿馬が、毎日|櫪中《れきちゅう》で汗かき喘《あえ》ぐ事遠方へ行....
「安吾の新日本地理」より 著者:坂口安吾
れを健康なる表現と云いますか。水鹿親分は一本には女性ナランとあるね。 南北朝は
元中九年(北朝の明徳三年)南朝の後亀山天皇が北朝の後小松天皇に神器を伝えて、南朝....
「中世の文学伝統」より 著者:風巻景次郎
仰せる蒙り、永徳三年(弘和三年)に一応完成した。がまた錯乱を修正して翌至徳元年(
元中元年)十二月に奏覧ということになった。かくて最後の完成は至徳元年であるけれど....