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元亨釈書の前後の文節・文章を表示しています。該当する9件の作品を表示しています。
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十二支考」より 著者:南方熊楠
一八九〇年版、キングスコウトおよびナテーサ、サストリの『太陽譚』一一九頁以下。『元亨釈書《げんこうしゃくしょ》』一五。一九〇七年版、ディムスの『バロチェ人俗詩篇....
魔法修行者」より 著者:幸田露伴
とさせて月卿雲客を驚かしたりなんどしたというのは活動写真映画として実に面白いが、元亨釈書などに出て来る景気の好い訳は、大衆文芸ではない大衆宗教で、ハハア、面白い....
十二支考」より 著者:南方熊楠
蹟《あと》を追うてたちまち※州《むしゅう》に達してより道が開けたと出《い》づ。『元亨釈書《げんこうしゃくしょ》』に藤原|伊勢人《いせひと》勝地を得て観音を安置せ....
十二支考」より 著者:南方熊楠
依《きえ》したと記す。芳賀博士の『攷証今昔物語』に、この譚を『日本法華験記』と『元亨釈書《げんこうしゃくしょ》』に漢文で載ったのを本語の後に付けあるが、出処も類....
連環記」より 著者:幸田露伴
で、俗気が微塵ほども無く、深く名利を悪んで、断岸絶壁の如くに身の取り置きをした。元亨釈書に、安和の上皇、勅して供奉と為す、佯狂垢汗して逃れ去る、と記しているが、....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
とのできた飛行機時代に至って、初めて現われたところの現象、でなければ日本に於ては元亨釈書《げんこうしゃくしょ》の記す時代に遡《さかのぼ》って、大和の国|久米《く....
大菩薩峠」より 著者:中里介山
の先徳と称し、又阿覚大師と称す、著、悉曇蔵《しつたんぞう》八巻あり」 また「元亨釈書《げんこうしゃくしょ》」と「東国高僧伝」とには次の如く要領が記されてある....
植物一日一題」より 著者:牧野富太郎
けん》の『大和本草《やまとほんぞう》』に「京都泉涌寺六角堂同寺町又叡山西塔ニアリ元亨釈書《げんこうしゃくしょ》ニ千光国師栄西入宋ノ時宋ヨリ菩提樹ノタネヲワタシテ....
古寺巡礼」より 著者:和辻哲郎
ない。しかし伝説は単にそういう「施浴」を語るだけにとどまってはいないのである。『元亨釈書』などの伝える所によると、――東大寺が完成してようやく慢心の生じかけてい....