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「元銀〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

元銀の前後の文節・文章を表示しています。該当する2件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
菜穂子」より 著者:堀辰雄
長いこと独身で、もう十年も後家を立て通した母と二人きりで、大森の或坂の上にある、元銀行家だった父の遺して行った古い屋敷に地味に暮らしていた。その屋敷を取囲んだ数....
けむりを吐かぬ煙突」より 著者:夢野久作
が四五年前に肺病で死ぬと間もなく未亡人は、旧邸宅の大部分を取毀して貸家を建てて、元銀行員の差配を置いた。自身は僅かに残した庭園の片隅の図書館に、粗末な赤|煉瓦の....