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元高
「元高〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
元高の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「道草」より 著者:夏目漱石
。 「先刻《さっき》来た吉田って男は一体何なんですか」と細君が訊《き》いた。 「
元高崎で陸軍の用達《ようたし》か何かしていたんだそうだ」と健三が答えた。 問答....
「碧蹄館の戦」より 著者:菊池寛
衛は右に備を立てて対陣し、大筒小筒を打合ったが、四郎兵衛の手の内|三吉太郎左衛門
元高の旗持が弾に中って倒れた。其他の旗持之を見て騒いだから、明軍望み見て鬨を挙げ....
「支倉事件」より 著者:甲賀三郎
。やっていないと云う事は庄司利喜太郎氏が後で裁判長の家に持参して皆出すと約しとる
元高輪署の勝尾警部の手に成った三調書及保険会社の其当時の書類、次に自分は大正六年....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
俊という先生なんだ。 馬術にかけては細野一雲という名人があり、槍にかけちゃ近藤
元高は、やっぱりその時代の天下一を呼ばわれたもんだ。 鉄砲では御流儀というと、....
「魔王物語」より 著者:田中貢太郎
った。 九月になって新八郎が死亡したので、平太郎は稲生家を相続することになり、
元高五百石を給せられた。此の平太郎は江戸の霞ヶ関にあった藩の上屋敷に来たこともあ....
「後の業平文治」より 著者:三遊亭円朝
りましたが、旧主堀丹波守殿よりの仰せは拒むに拒まれず、余儀なく隠居同様として親の
元高三百八十石にてお抱えになりました。近頃まで御藩中に浪島という名跡が残って居り....
「随筆 新平家」より 著者:吉川英治
までは、高田の旧山砲隊裏の田圃中に、その巴の墓というのがあった。 この事蹟は、
元高田市長で歌人でもあった故川合直次氏の研究に詳しい。しかし、新潟郷土博物館長の....