兄人[語句情報] » 兄人

「兄人〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

兄人の前後の文節・文章を表示しています。該当する3件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
右門捕物帖」より 著者:佐々木味津三
。そのかわり、生島屋の身代六万両はこんにちかぎり二分いたし、その一半はこれなるお兄人八郎兵衛どのにつかわせよ。どうじゃ、よいか」 「えッ。では、三万両もの大金を....
右門捕物帖」より 著者:佐々木味津三
ながら、しかし名人は静かに多根女にきき尋ねました。 「では、そなた、お嬢さまとお兄人との恋が、憎うて妨げようとしたのではござりませぬな」 「それはもう、わたくし....
死者の書」より 著者:折口信夫
まの御側仕えのお人の中には、あの様な人もおいでになるものだろうか。我が家の父や、兄人たちも、世間の男たちとは、とりわけてお美しい、と女たちは噂するが、其すら似も....