先番[語句情報] » 先番

「先番〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

先番の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
現代日本の開化」より 著者:夏目漱石
やりにくい羽目に陥《おちい》ってしまう訳であります。実はここへ出て参る前ちょっと先番の牧君に相談をかけた事があるのです。これは内々ですが思い切って打明けて御話し....
呉清源」より 著者:坂口安吾
蓋し、十数年前のことだが、呉氏がまだ五段の当時、時の名人、本因坊|秀哉と、呉氏先番の対局をやった。この持ち時間、二十四時間だか六時間だか、とにかく、時間制始ま....
」より 著者:岡本綺堂
の詰所になっているので、弥太郎はまずそこに草鞋をぬいで、先月以来ここに詰めている先番の人々に挨拶した。 「うけたまわれば、鳥は一向に姿を見せぬそうでござるが……....
顎十郎捕物帳」より 著者:久生十蘭
人に床几《しょうぎ》をさしゆるされる。……介添《かいぞえ》はおのおの一名かぎり。先番《せんばん》は籤《くじ》にてきめ、各自、死体見分がおわらば、ただちに、御前に....