先端的[語句情報] »
先端的
「先端的〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
先端的の前後の文節・文章を表示しています。該当する5件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「物理学圏外の物理的現象」より 著者:寺田寅彦
観への導火線となり、放射性物質の発見にも一つの衝動を与えたような形になった。現在
先端的な問題の一つと考えらるる宇宙線の研究でも、実はこの昔の粗末な実験の後裔であ....
「時事雑感」より 著者:寺田寅彦
だそうである。始めのうちは振動の問題や海の色の問題や、ともかくも見たところあまり
先端的でない、新しがり屋に言わせれば、いわゆる古色|蒼然たる問題を、自分だけはお....
「連句雑俎」より 著者:寺田寅彦
り当てるかもしれないと思うのである。 連句に限らずすべての詩歌、ただし近ごろの
先端的とか称する奇妙な不規則な詩形の化け物はひとまず除外するとして、普通の古典的....
「読書の今昔」より 著者:寺田寅彦
がある。たとえば「礼服を着ないでサラダを出した」といったような種類のものである。
先端的なものの流行る世の中で古いものを読むのも気が変わってかえって新鮮味を感じる....
「油絵新技法」より 著者:小出楢重
は第一の条件として安定を求めている。そして統一である。昔から天地人といって、少々
先端的な例ではないが、天地人の構図はあらゆる方面にも用いられている構図の基礎であ....