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先賢
「先賢〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
先賢の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「八ヶ嶽の魔神」より 著者:国枝史郎
一言もない。ただ将来注意すべきは、女の色香これ一つだ。これを誡むる色にありと既に
先賢も申されておる」 「その辺充分将来とも気を付けるでございましょう」 葉之助....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
っぱり役に立たないのは、かえって、なまじいにそれにひっかかるからだ――兵馬はある
先賢が旅宿で、主婦から口説《くど》かれたのを平然として説得してかえしたことを思っ....
「創作余談」より 著者:太宰治
た二百なにがしの頁であった。それも、決して独力で、とは言わない。数十人の智慧ある
先賢に手をとられ、ほとんど、いろはから教えたたかれて、そうして、どうやら一巻、わ....
「自警録」より 著者:新渡戸稲造
いうふうに他人が吾人《ごじん》のために与うる訓戒も、友人が精神より述ぶる忠告も、
先賢《せんけん》が血を流して教えた大義も、自分の身の上には直接あてはまらないよう....
「翻訳遅疑の説」より 著者:神西清
気生じ、馬遠、夏珪が如き俗法にても高人用ひ候へば、清韵生じ申候。此旨を悟さんとて
先賢ひたすら、形にあらず意にありと云ひ、又は千里の道を行き万巻の書を不読ば、筆蹟....
「二葉亭余談」より 著者:内田魯庵
伝や其磧や西鶴を偉人のように持上げても、内心ではこの輩が堂々たる国学または儒林の
先賢と肩を列べる資格があるとは少しも思っていなかった。渠らの人物がどうのこうのと....
「木綿以前の事」より 著者:柳田国男
の喜怒哀楽、ありふれたる民衆の幸福と不幸とのために、大きな記念碑を建てようとした
先賢の事業を、尊敬せずにはおられないのである。 国の文芸の味わい方は、是がたっ....