先非[語句情報] » 先非

「先非〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

先非の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
菊模様皿山奇談」より 著者:三遊亭円朝
アなし、命を棄てたって何の足しにもなりゃアせん、嬢さんの御迷惑にこそなれ、宜いか先非を悔い、あゝ悪い事をした、唯た一人の子を殺したお前の心の苦しみというものは一....
霧陰伊香保湯煙」より 著者:三遊亭円朝
思い合せれば、同じ人間に生れても迷えば此様なにも悪の出来るものかと、我ながら実に先非を悔いて改心致しました、もう何うせ遁れる道もありませんから、斯う云う親孝行な....
塩原多助一代記」より 著者:三遊亭円朝
りますと、其の権幕に流石の婆も悪党ながら比丘尼に成って居ります事ゆえ、逃げもせず先非を悔いて恐れ入り、手をつきまして、 かく「お腹の立ちますは重々御尤もでござい....
粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分)」より 著者:三遊亭円朝
つらい事であろうが、私や音羽に義理を立て、お前が手を下して斯う計らい、また丈助も先非後悔して、刀の在所、仇敵の匿家まで教えて呉れた其の功に愛でゝ、永く苦痛をさす....