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光堂
「光堂〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
光堂の前後の文節・文章を表示しています。該当する8件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「橡の花」より 著者:梶井基次郎
でした。やはり樹自身の現象なのです。私は古人の「五月雨《さみだれ》の降り残してや
光堂」の句を、日を距《へだ》ててではありましたが、思い出しました。そして椎茜《し....
「旗本退屈男」より 著者:佐々木味津三
、そこから北へ芬陀梨峯へ飛んで奥の院、奥の院から御供寮、それから大神宮に東照宮三
光堂と、七|堂伽藍支院諸堂残らずを隈なく尋ねたが似通った年頃の詣で女はおびただし....
「新版 放浪記」より 著者:林芙美子
濠《ほり》の向うで鳴いている。四谷見附から、溜池《ためいけ》へ出て、溜池の裏の竜
光堂という薬屋の前を通って、豊川いなり前の電車道へ出る。電車道の線路を越して、小....
「その柵は必要か」より 著者:宮本百合子
作家がより多くでる傾向があるといわれている事実と考えあわせて。また、徳永直が、愛
光堂の事件には、現場へも接触をもっていたような話をきいたことを思いおこして。 ....
「七宝の柱」より 著者:泉鏡花
う。 汽車中、伊達の大木戸あたりは、真夜中のどしゃ降で、この様子では、思立った
光堂の見物がどうなるだろうと、心細いまできづかわれた。 濃い靄が、重り重り、汽....
「獄中への手紙」より 著者:宮本百合子
どんな風に揃えられるかまだ見当がつきません。前の二つに相当入れてありますから。有
光堂はお茶の本、仏教の本など出していて、自分のところでは二万は確実に読者をもって....
「平泉紀行」より 著者:村山俊太郎
た旅の先ざきに胸さわぐあこがれをまどろむ人もあるだろう。 さみだれの降り残してや
光堂 夏草やつはもの共が夢の跡 ああそうだ待っている。まっている。夢の文化が待....
「新古細句銀座通」より 著者:岸田劉生
、みに来るように使がきまってあったもので、毎年七草の夜は佐々木へ行ったものだ。三
光堂、鷲印、ともう一軒この処三軒の蓄音機店が集まっているのも異なものである。いま....