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光教
「光教〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
光教の前後の文節・文章を表示しています。該当する12件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「神社合祀に関する意見」より 著者:南方熊楠
淫祀を祭り、蛇、狐、天狗、生霊《いきりょう》などを拝し、また心ならずも天理教、金
光教など祖先と異なる教に入りて、先祖の霊牌を川へ流し、田畑を売りて大和、備前の本....
「夫婦善哉」より 著者:織田作之助
親のお辰が四、五日まえから寝付いていた。子宮癌《しきゅうがん》とのことだった。金
光教《こんこうきょう》に凝《こ》って、お水をいただいたりしているうちに、衰弱《す....
「思想と風俗」より 著者:戸坂潤
拝を指しているに他ならない。各派の宗教神道が、有名なものだけを挙げても天理教・金
光教・大社教・扶桑教・黒住教など、国家的に神道と認められながらも、事実の上からは....
「双葉山を手玉にとった“じこう様”について」より 著者:宮本百合子
邪教の話はいままで沢山あったけれど、この璽
光教の話は非常に面白いと思いました。碁の名人、力よりも技術の相撲とりといわれた呉....
「大菩薩峠」より 著者:中里介山
附近の農夫たちを集めての話であります。 これも日本に生れた平民宗教の一つ……金
光教の開祖は、備州浅口郡三和村の人、川手文次郎であります。 自分の子供を、先か....
「灰色の記憶」より 著者:久坂葉子
本家に位牌が安置されておりそこで毎月法要がいとなまれていた――そのかわり、母が金
光教信者であったから、二階の北の間は神様の部屋と呼ばれ、祭壇があった。そして、小....
「北支点描」より 著者:豊島与志雄
人の日本人が農民の診療に当っている。若い人たちで、女性も一人いる。この人たちは金
光教の信者で、感ずるところあって支那農民の中にとびこみ、殆んど独学で医療の知識を....
「光り合ういのち」より 著者:倉田百三
人の神であるにもせよ、自分の黙契し、自分の神でなくてはならない。イエスの神も、金
光教祖の神もカルル・ヒルチイの神もそうだった。 天理教祖が 二ににっこり授けて....
「いぼ」より 著者:新美南吉
、にこにこしています。 小平さんは、きょうは親方《おやかた》もおかみさんも、金
光教《こんこうきょう》のなんとやらへいっていない、克巳《かつみ》ちゃんもまだ学校....
「二十一」より 著者:坂口安吾
兄弟は遊びつめて首がまわらぬ仕儀となり、婆さんを置き去りに夜逃げする。婆さんは金
光教の信者だったので、本郷の金
光教会へ引きとられた。これらの出来事を僕は知らずに....
「フレップ・トリップ」より 著者:北原白秋
「お蔭があったばい。」とさ。それは金光様がお作り下すった詩だというのだ。両親は金
光教の信者だからね。実際僕は呆然としてしまったのだ。何だ、自分の力で自分がやった....
「むかでの跫音」より 著者:大倉燁子
段改って紹介はされなかったが、お互に黙礼位は仕合うようになっていた。彼は有名な天
光教の総務で、また学者としても世間に知られていた。神主さんのような人と、坊さんの....