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光琳風
「光琳風〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
光琳風の前後の文節・文章を表示しています。該当する4件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「絶景万国博覧会」より 著者:小栗虫太郎
っている離れであって、その薄暗い二階に、好んで起き臥しているのだった。その室は、
光琳風の襖絵のある十畳間で、左手の南向きだけが、縁になっていた。その所以でもあろ....
「顎十郎捕物帳」より 著者:久生十蘭
いない」 「でも、あれは支那から仕入れたんだと……」 「支那から仕入れた織物に、
光琳風の都鳥などついているものか」 「へえ」 「支那から仕入れたと言って、そのじ....
「書記官」より 著者:川上眉山
かしてか、煙草をよそに思わずそなたを見上げぬ。障子は隔ての関を据えて、松は心なく
光琳風の影を宿せり。客はそのまま目を転じて、下の谷間を打ち見やりしが、耳はなお曲....
「淡島椿岳」より 著者:内田魯庵
しい哉、十数年前修繕の際に取毀たれてしまった。 円福寺の方丈の書院の床の間には
光琳風の大浪、四壁の欄間には林間の羅漢の百態が描かれている。いずれも椿岳の大作に....