光華[語句情報] »
光華
「光華〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す
光華の前後の文節・文章を表示しています。該当する6件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
「運命論者」より 著者:国木田独歩
自分は握手して、黙礼して、此《この》不幸なる青年紳士と別れた、日は既に落ちて余
光華かに夕《ゆうべ》の雲を染め、顧れば我運命論者は淋《さび》しき砂山の頂に立って....
「ドナウ源流行」より 著者:斎藤茂吉
な気がした。僕はのところのファウストの句、「いと深き甘寝の幸を護りて、月のまたき
光華は上にいませり」を思い出していた。 汽車の窓から、遙か向うの山上の塔に、灯....
「余齢初旅」より 著者:上村松園
もなかなか深い趣味を有して居られるということがうかがわれて頭がさがるのを覚えた。
光華門 翌日、この地に博物館があるというので、それをさっそく観に出かけた。博物....
「中支遊記」より 著者:上村松園
れはまた汪主席にお会いしたときと、違った気持で、まことに感銘の深い思いであった。
光華門にて 南京の城内には博物館があると聞いた。私は大きな収穫を期待し、是非に....
「キャラコさん」より 著者:久生十蘭
てみたくなった。 会場へ行くと、入口に大きな国旗をつるし、 南京《ナンキン》
光華門突入決死隊の一人、佐伯軍曹軍事講演会々場 という大きな紙の立看板がたて....
「ファウスト」より 著者:ゲーテヨハン・ヴォルフガング・フォン
り。
澄みたる夜の空にかしこには照れり。
いと深き甘寐の幸を護りて、
月のまたき
光華は上にいませり。
幾ばくの時かは知らねど、その時はや消え失せぬ。
痛も幸も....