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「光風霽月〜」の文章内での使われ方:小説や文学作品の中から探す

光風霽月の前後の文節・文章を表示しています。該当する7件の作品を表示しています。
検索対象[仮名遣い:新字新仮名]
一円本流行の害毒と其裏面談」より 著者:宮武外骨
シた此総マクリ、毀《そし》る者は毀《そし》れ、誉める者は誉めろ、著者の胸中はタダ光風霽月 害毒の十六ヶ条 我出版界のため、我読書界のため、延《ひ》いては我学界....
旗本退屈男」より 著者:佐々木味津三
の謬は天下万民これを見る。よくぞ紋めの膝で諌言いたしてくれた。綱吉、礼をいうぞ」光風霽月、さきほどまでのことには何のこだわりもない明るいお声です。見上げる退屈男....
余裕のことなど」より 著者:伊丹万作
わしてそれを疑つたりはしない。四郎の一言で今までの低気圧がたちまち雲散霧消して、光風霽月、かんらかんらと朗らかにうち笑つて別れてしまう。まことに男ぼれのする風格....
名人地獄」より 著者:国枝史郎
います。と、いうのはその武士が、刀の柄をシッカリと、握っていたからでございます」光風霽月大団円 「『ははあこいつが噂に高い、辻斬り強盗の張本だな』と、私は突嗟に....
露の答」より 著者:坂口安吾
いえ、そこは大人物の内閣で、右から左へ曲るぐらいにこだわる量見はないのですから、光風霽月と申しますか、水従方円器と申しますか、明鏡止水の心境です。内閣の方では全....
放浪作家の冒険」より 著者:西尾正
樹庵の姿を見、持前の感傷癖から、彼のイデヤするものは畢竟《ひっきょう》、淡々たる光風霽月《こうふうせいげつ》の境地なのであろう、と何かこう羨しげな気持で、物凄い....
謎の女」より 著者:平林初之輔
からお願いしちゃ」 「お互いに信じあってさえいればなんでもないですよ。心のうちは光風霽月《こうふうせいげつ》ですから」 龍之介はこう言ったものの、彼の心中は決....